2026年5月25日、バチカンのシノドスホールで教皇レオ14世が、教皇回勅「マニフィカ・ヒューマニタス」の発表中に、カナダの億万長者でAI研究者であり、アントロピック社の共同創設者であるクリス・オラーと握手を交わした。(CNS/ローラ・ゴメス)

レオ14世は5月25日、教皇として初めて自ら回勅を世界に発表し、歴史に名を刻んだ。しかし、この回勅の発表は、もう一人、アントロピック社の共同創業者クリストファー・オラーの存在によっても歴史的なものとなった。

枢機卿や神学者らが並ぶバチカンの満員の講堂で演説を行ったレオ14世と、33歳の無神論者のテクノロジーリーダーであるオラーは、カトリック教会とテクノロジー業界が連携し、不安定なAI開発における安全策を講じるべきだと提唱する、異色のコンビとなった。

オラーは、テクノロジー業界のリーダーたちは、AI企業が追い求める巨額の利益(アントロピック社の企業価値は推定9000億ドル)に動機づけられていない人々と対話する必要性を強調した。一方、レオ14世は、「この状況の重大性」を鑑み、教会は道徳的な声を上げなければならないと述べた。あるバチカン関係者は、オラー氏を招待したことは異例であり、レオ1世が世界との関わりを真剣に考えていることの表れと解釈すべきだと認めた。