ただし今回の成果は、初期宇宙に存在した1つの銀河についての結果に過ぎない。従って、このような大量のガスが初期宇宙の銀河でどれほど普遍的だったのかを確かめるには、今後、さらに多くの銀河を対象とした統計的な観測が不可欠となる。しかし、現在の最先端望遠鏡であっても感度が不十分であり、今回のような遠方銀河の観測を大規模に行うことは困難だという。そのため、現在進められているアルマ望遠鏡の大規模アップグレード計画や、建設が計画中の次世代電波望遠鏡「ngVLA」によって、研究が大きく進展することが期待されている。