同等の精度を出す再帰型モデルや遅延型モデルと比較して、DMP-SNNは必要とするパラメータ数を40%から最大60%も削減している。さらに、インテルのニューロモルフィックチップ「Loihi2」のデジタル遅延実装と比較した場合、処理速度(スループット)は4倍以上に跳ね上がり、エネルギー効率に至っては5倍以上の飛躍を記録した。
アナログの抵抗変化型メモリ(RRAM)を利用した最新デバイス「DenRAM」に対しても、エネルギー効率で優位に立っている。新素材や特殊なアナログ回路に頼ることなく、従来のデジタル半導体技術(22FDXプロセス)の枠組みのなかでデータフローの最適化を極めることで、次世代デバイスを凌駕する性能を引き出せることを証明した意義は計り知れない。