そこで2020年、中性子捕獲能力に極めて優れるガドリニウムを、タンク内の純水に導入する改良が行われた。スーパーカミオカンデは、ニュートリノが水と相互作用した際のチェレンコフ光を約1万3000本の光電子増倍管で捉える装置だが、ガドリニウムを導入することで反電子ニュートリノの信号同定精度が大幅に向上する。今回の研究では、ガドリニウム導入前の純水運転期間(3349日)と、導入後の1653日を合わせた約5000日のデータを用い、超新星背景ニュートリノの詳細な解析を進めたという。