渡辺諒

毎日新聞
2026/6/29 00:00(最終更新 6/29 09:15)

 ブタの腎臓を人間に植える「異種移植」の臨床試験(治験)は、北海道大病院(札幌市)と湘南鎌倉総合病院(神奈川県鎌倉市)で2028年初頭にも実施される見通しとなった。治験計画を進める明治大発ベンチャー「ポル・メド・テック」(川崎市)が29日、発表した。

 種を超えて臓器を治療に使う異種移植は米中が先行している。腎臓については両国で計8例あり、米国内で受けた腎不全患者が38週の人工透析離脱を経て、ヒトからの移植に至ったケースもある。

 同社は治験実施に向け、二つの病院と準備を進めることで合意した。ドナー(提供側)となるブタから臓器を摘出する施設を敷地内や隣接地に設置する。間を置かず手術室に臓器を運べるため、よい状態で移植できるメリットがある。

 https://mainichi.jp/articles/20260627/k00/00m/100/092000c