データ量が膨大なため、人間の研究者がすべての画像を詳細にチェックするのは極めて困難である。そのため、天体の明るさや位置の変化を自動検出してアラートを発するシステムが構築された。数か月の試験運用期間だけでも数百万件のアラートが生成されており、本格運用が始まれば一晩に最大約700万件に達すると予測されている。この膨大なアラートは自動分類システム「アラートブローカー」によって整理され、研究者が画像を1枚ずつ確認する負担を大幅に軽減する仕組みだ。

LSSTが1週間で観測する空の範囲の一例。各円はLSSTカメラの視野、色の違いは6種類のフィルターに対応しており、宇宙を多角的な「色」情報と共に記録していく。(c)NSF-DOE Vera C. Rubin Observatory/NOIRLab/SLAC/AURA(出所:すばる望遠鏡Webサイト)