わが国を代表する高級魚のひとつフグ。しかし今、危険な「謎フグ」が生まれるリスクが高まっています。

TSURINEWS編集部2026年9月18日
サカナ研究所その他




温暖化で進む「フグの雑種化」

日本料理の最も特徴的な食材の一つである「フグ」。全身に強い毒を持ち、あまたの死傷者を出しながらも安全な調理法が確立され、食用にされてきました。

フグは温帯域に広く適応した魚で、わが国にも数多くの種のフグが生息しています。食材としての需要も高く分類が研究されてきましたが、昨今研究者や漁業者を悩ませるフグが見つかり始めています。その正体は「雑種」。

フグには種類ごとに適した海水温があるとされ、日本近海でも様々なフグが棲み分けを行っていました。しかし近年の急激な海水温上昇によって、各種フグの生息域が急速に北上しており、ある種の生息域に別の種が入ってくるというようなことが起こり始めました。

その結果、遺伝子的に近い種同士での交雑が起こるようになり、誰も食べたことがないような雑種個体が生まれてしまっているといいます。

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