五感で共感を誘う

読者により強く共感してもらうためには、五感に訴えかける必要があります。
小説において読者は文章を頼りに様々な想像を巡らせるもの。視覚的な情報は自然と充実するでしょうが、音、匂い、味、触感など他の感覚を刺激する情報というのは意外と抜け落ちやすく、意識しなければなかなか書けません。
五感の情報というのは小説の言葉によって、読者一人一人の記憶を元に直接的な追体験として想起されるものです。
五感に訴えかけることで読者をより小説の世界に引き込みましょう。

文章というのは、連想力が命です。

書き手は、既に頭の中にある程度のイメージがありますから、それを表現しようとして文章を書きます。

しかし、読み手(読者様)の頭の中には、書き手と同じイメージはありません。

書き手と読み手で、イメージしているものが違うのですね。
それをすり合わせていくのが、文章です。

書く側は、まずは自分のイメージしているものを表現しようとして言葉を選びます。

しかし、実際は読み手の頭の中には、あなたと同じイメージがありませんから、
「自分の書いた言葉から、どういうシーンがイメージされそうか」
という事を、頭を空っぽにして(いま自分が持っているイメージを捨てて)
読み直す事が大切なんですね。