ここ数日の米国株式市場で歴史的な暴騰と暴落が繰り返されていることもあってか、ツイッター上で“サンデーダウ”を話題にする方も増えてきましたね。簡単に解説しておきたいと思います。
この通称サンデーダウと呼ばれるものは、正式にはIG証券が提供している“Weekend Wall Street”ですね。土日に動いているので不思議に思っている方もいることでしょう。

実はダウだけではなく、英国のFTSEやドイツのDAX、香港H50なども提供しているんですけどね。ででで、これはいったい何なのか、週明けの相場にどういう影響があるのかということですが、おそらくIG証券、グループ内のダークプールで処理されている取引かと思います。

ダークプールと聞くと闇っぽく、怪しくて仰々しいですが、要は公開市場を通さないで処理する、東京証券取引所などの公開市場を通さずに、特定の証券会社内の顧客同士でマッチングさせる取引です。

最近は日本国内でもダークプールでの取引も活発化しているというか、大口注文で市場の変動を避けるために大口、いわゆる機関投資家が中心に取引していましたが、公開市場よりも有利な価格で約定するので、そちらでマッチングさせるサービスもかなり増えています。

問題は全ての取引を束ねる公開市場と違って、参加人数、市場が小さいことですね。ある特定少数の意思によって動かされやすいということが考えられます。

あとは、サンデーダウなんかは特にヘッジ、保険の意味合いが強いので、本質的な相場の値動きを反映しているかというと、やや疑問符がつきます。

なので、サンデーダウの値動きが必ずしも週明けの市場に反映されるわけではない、という点には注意して見ておく必要はあるでしょう。