日本経済新聞社は国内上場企業を対象に配当を毎年増やす銘柄で構成する「日経連続増配株指数」と、長期間にわたり着実に配当を増やしている銘柄を選ぶ「日経累進高配当株指数」の算出・公表を30日に開始する。配当に着目する指数への関心が高まっており、既存の日経平均高配当株50指数などと切り口が違う2指数を投入する。

連続増配株指数は配当を連続で原則10年以上増やしている企業のうち、その年数の上位から70銘柄を上限に採用する。連続増配できる企業の長期的に安定した収益基盤を反映する。

累進高配当株指数は増配か配当維持のどちらかで減配しない「累進配当」を10年以上続ける企業から、予想配当利回りが高い順に30銘柄を選ぶ。配当の安定性と株価に対する配当の多さへの市場評価を映し出す。愛称は「しっかりインカム」。

相場の先行き不透明感が根強かったここ1?2年で配当は株主還元の柱として一段と重視され、配当に焦点をあてた指数に連動する投資信託への資金流入が目立っている。来年の新しい少額投資非課税制度(NISA)の開始で、この流れに弾みがつきそうだ。