夏越祭(なごしさい/なごしのまつり)は、半年の間に身に溜まった厄や穢れ(けがれ)を祓い落とし、残り半年の無病息災や延命長寿を祈願する神事です。一年の折り返しとなる6月30日(または旧暦6月末)を中心に、神社様で執り行われます。

主な行事と風習
* 茅の輪(ちのわ)くぐり
境内に設置された大きな茅(ちがや)の輪を「水無月の夏越の祓する人は千歳の命のぶといふなり」と唱えながら、左回り・右回り・左回りと8の字を描くように3回くぐり抜けることで厄を落とします。 [1, 2]
* 人形(ひとがた)
人の形をした紙に名前や年齢を書き、体をなでて息を吹きかけることで、自分の罪や穢れを移す儀式です。神社でお焚き上げなどをしてお祓いをしてもらいます。 [1, 2]
* 水無月(みなづき)を食べる
京都をはじめとする関西などの地域では、夏越の祓の日に「水無月」という和菓子を食べる風習があります。三角形のういろうの上に小豆が乗せられており、小豆は魔除け、氷に見立てた生地は暑気払いの意味が込められています。 [1]

夏越祭(なごしさい)とは、1年の折り返しとなる時期(主に6月末〜7月末)に、神社で半年の間に溜まった「罪や穢れ(けがれ)」を祓い清め、残り半年の無病息災を祈願する伝統的な神事です。

1. 「夏越の祓(なごしのはらえ)」と同じ意味
夏越祭は、一般的に「夏越の祓」や「大祓(おおはらえ)」と呼ばれる神事と同一のものです。古来から日本人は、夏に向かうこの時期に疫病が流行りやすいと考え、病や災いから逃れるための儀式を行ってきました。

2. 茅の輪くぐり(ちのわくぐり)
夏越祭の代表的な儀式です。境内に茅(ちがや)という草で編まれた大きな輪が設置され、これを「左・右・左」と8の字を描くように3回くぐり抜けることで、心身の穢れを祓うとされています。

3. 行事の由来
神話に由来しており、旅の途中で宿を求めたスサノオノミコト(素戔嗚尊)を歓待した蘇民将来(そみんしょうらい)という人物が、「腰に茅の輪をつければ疫病から免れる」と教わり、一族が災厄を逃れたという伝説に基づいています。
4. 関連する食べ物
この時期の風物詩として、小豆(あずき)をのせた三角形のお菓子「水無月(みなづき)」を食べる習慣があります。これは、昔の宮中で氷を食べて暑気払いをしたことにあやかり、氷に見立てて作られたものです。

神社によって行われる日程(6月30日が多いですが、旧暦にならって7月や8月に行う地域もあります)や、灯篭流しなどの催しが異なるため、詳細は各社が提供する案内を確認してみてください。