きっかけは1年前、大阪万博閉幕の夜
 自分が一番、苦しい時に助けてくれた人に恩を報いたい――。これが、高市早苗首相(自民党総裁)の日本維新の会に対するスタンスだ。

 維新が助けたのは自民ではなく、高市首相。そこにこの政権のいびつさがある。

 「日本維新の会には感謝してもしきれない思いがある」

 政権発足から1年を迎えた今月21日。首相は満面の笑みを浮かべて記者団に語った。

 そして続けた。「昨年、私は自民党総裁にはなれたけど、首相にはなれないんじゃないかという状況だった」。昨年10月の党総裁選で高市氏が総裁に選ばれたものの、窮地に立たされていた。

 衆参両院で自民党は過半数に満たず、さらに連立相手の公明党は離れていった。国会の首相指名で選ばれなければ首相になれない可能性があった。

 助け舟を出したのが維新だった。

「大事な話がしたいんです」
 大阪・関西万博が閉幕した昨…(以下有料版で,残り1660文字)


朝日新聞 2026年10月23日 5時00分
https://www.asahi.com/articles/ASVBQ2J5LVBQUTFK007M.html?iref=comtop_7_03